命あってのものだね。

親戚に不幸があり、一昨日の夜に仕事を終えて急遽帰省した。
昨日告別式・初7日を済ませて新幹線で戻ってきた。


お通夜には何度も出席した事はあるが告別式は初めてだった。
告別式の最後に従兄弟の挨拶があり、「親孝行出来なくて
後悔しています」との言葉を聞いて涙が出てきた。
出棺前に棺の中の仏様に花を手向ける時にもう本当に
お別れなんだと思うと再度泣けてきた。


実は最近、色々悩んでいて今の生活にかなり疲れていた。
このまま目の前を通過する電車に飛び込んだら一瞬で
楽になれるのかなぁ、などと駅のホームでボンヤリ
考えた事もあった。いや飛び込みは多数の見知らぬ
人達に迷惑を掛けるのでやっぱり練炭かな、などと
思った事もあった。


でも昨日親戚の告別式に出席して、そんな心の葛藤を
していた自分が恥ずかしくなった。病床で難病と闘って
いたのに亡くなってしまった親戚を目の前にして
それまで楽になれる事を考えていた自分に罪悪感を感じて
涙が出たのだと思う。


失われていい生命なんて、一つも無い。
親が健在なうちに沢山親孝行しよう。